
A Different Point of Measurement.
OCPPAPOpen Charge Point Plug Accurate Protocol
OCPPとは
The Language Between Chargers and Systems
OCPP(Open Charge Point Protocol)は、EV充電器と管理システム間の通信に使われる国際標準プロトコルです。充電の開始・終了、通電量、課金情報などをやり取りする仕組みとして、世界中の充電インフラで採用されています。OCPPが追跡しているのは、主に「充電中の車両」の状態です。プラグが車両に接続されているか、通電中か、充電が完了したか。充電中の車両を管理するためのプロトコルとして設計されています。
「充電器が空いているか」という問い
The Gap Between "Charged" and "Available"
充電スポットに向かうユーザーが知りたいのは「充電器が空いているか」です。この問いに車両側の挿抜データで答えようとすると、いくつかの壁があります。
- まず、OCPPの車両挿抜検知はOCPP 2.0.1でようやく明示的に定義されたばかりで、規格としての普及はこれからです。
- 次に、プロトコルはあくまで通信の取り決めであり、機能ではありません。車両挿抜の定義がプロトコルに存在しても、充電器がその情報を実際に取得し、正しく送信しているかは、充電器メーカーの実装に依存します。
- さらに、日本では変換アダプターを経由して充電するケースがあります。アダプター(現在はメーカーオフィシャル以外にも、3rdParty製もあるのが実情です)を介した場合、充電器が車両の挿抜状態を正しく把握できるとは限りません。
- そして、これらをすべてクリアしたとしても、得られるのは「車両からプラグが外れた」という情報です。充電器が次のユーザーに使える状態かどうかは、それだけでは確実には判定できません。
充電中の車両を管理することと、次のユーザーが遠くから充電器の利用可能性を判定することは、本来別の指標が必要です。また、充電インフラの現実として、すでに設置されている充電器の大半はOCPP非対応、あるいは旧バージョンへの対応にとどまります。これらをすべて入れ替えるのではなく、既存の充電器を活かしながら管理体系を整えていくことも、重要な課題です。



OCPPAP
Open Charge Point Plug Accurate Protocol
OCPPAPは、SWANOIRが設計した後付けの仕組みで、2つの機能で構成されています。ひとつは、充電器の通電状態を測定し、OCPPの言語に変換して管理システムと通信する機能です。OCPP非対応の充電器でも、OCPPベースの管理体系に統一できます。もうひとつは、充電器とは独立したプラグホルダで、プラグが充電器に戻されたかどうかを物理的に検知し、その情報を加える機能です。車種、アダプター、充電器メーカーの実装に依存しません。OCPPAPにより、正確な満空情報の表示と、占有時間に基づく課金設計が可能になります。




